ホームステージング 和室

和室

ホームステージングにおける和室の考え方、方針は「客人のおもてなしをする雰囲気」を醸し出すことです。畳文化は日本固有のもので、1200年代鎌倉時代の書院造り、1580年代安土桃山・江戸時代の数寄屋造りや茶道の発展に伴い、和室は日本家屋の中心となり、食事やくつろぐ空間でもありまた寝室として利用しできる多様性のあるお部屋の位置づけであったが、昨今の新築物件の図面を照らし合わせてみると4LDKにするための部屋として四畳半(約7.45㎡)などを用いているケースが多く、また琉球畳の流行などもあり少しずつ畳数の増えているようですが、製畳所の数は年々減っています。和室に本来、床の間や床柱、鴨井や欄間、雪見障子など多くの飾りがあります。現代社会においてはその本質が失われ、来客者ようの寝室または子供の遊び場・遊び道具置き場になっている家庭がほとんどではないでしょうか??

ホームステージング

和室をホームステージングの難点はバリエーションが少なくなることです。和室には装飾が多くあるが、それを活かすアイテムが少なくことです。テーブル(ちゃぶ台)、座布団、花瓶、掛け軸、和紙ランプなどの装飾になります。追加して弊社では茶会で使われる「ついたて」を使用する場合などもあり、少し高級感が増します。また大型の家具の持ち込みを避けた方がいいでしょう。畳は意外とあと残りする心配もあり、比較的安価の畳は毛羽立ちあるものがありますので気を付けた方が賢明です。和風でのアイテム数が限られる部分を少しフェイクグリーンなどで補う必要があります。床の間などある場合は目線を少し下げる方へフォーカルポイントを作る工夫が必要です。明るさなども障子や照明、ランプで演出効果を上げていきます。

不動産販売と賃貸

不動産販売における新築や中古物件での和室の期待感はあまり高くなく、リンビングダイニングの補助的空間としての演出ができればOKでしょう。賃貸物件では1K対応単身世帯での和室はほとんどありませんが、2DKタイプの築15年~20年前後の物件にはよく見受けられます。2DKタイプの場合どうしての洋室をメインのお部屋にして和室のサブ的なもので演出するのが一般的ではなでしょうか?この場合、洋室と和室の使い方を明確にすることをお勧めします。正直このタイプの賃貸での空室対策が一番難しいかもしれません。