マンションフルリノベーション
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40年程前のマンションの床は、カーペットが多く、これはコンクリート板(スラブ)の上に直接床材を張る「直床仕上げ」が一般的だったためです。
一般的には直床仕上げは階下に騒音や振動が伝わりやすく、それらを抑えるためには防音・防振効果の高い床材を使用する必要があります。カーペットは、フローリングやタイルなどに比べて騒音や振動が伝わりにくいという特徴があり、そのため多くのマンションで床材として採用されました。
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最も多く使われているマンションの床材はフローリングです。かつて多かった直床仕上げに代わり、防音・防振性に優れた二重床が広まったため、カーペットよりも手入れがしやすく清潔感があり、オシャレなイメージのあるフローリングが一気に普及しました。
現在では壁・天井は多機能・多様化、建具は木目柄・引戸が人気
壁や天井は、現在でもビニルクロスが主流ですが、調湿・消臭機能を備えるなど、より多機能になっています。デザインも多様化しており、色や柄の選択肢が非常に豊富です。
寝室に調湿機能をもつ素材を採用したり、
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また、漆喰や珪藻土といた日本古来の壁材をマンションに採用するケースも増えました。これらの壁材は、独特の素材感が上質でゆとりある暮らしを演出してくれる上、調湿・消臭効果があり、機能面でも高い人気を誇っています。
建具は、木目柄の人気が高く、天然木の表面を薄くスライスしてベニヤ板に張り合わせた突板(つきいた)と呼ばれるものなどが使われたり、木以外のさまざまな素材で木目が再現されたりしています。
リフォームの商材の機能やデザイン性は飛躍的に進化しています。