相続登記義務化へのポイントは3つ

1,相続登記の申請義務化(3年以内の施行)

2,相続人申告登記の(仮称)の創設(3年以内の施行)

3,所有権の登記名義人の氏名または名称、住所の変更の登記の義務づけ(5年以内の施行)

相続登記と所有権の登記名義人の変更について、正当な理由がなく申請しなかった場合には、それぞれ過料を支払わないといけません。

相続登記が義務化された背景には、この「所有者不明土地」の増加があります。所有者不明土地とは、所有者が分かっても転居してしまって連絡先が分からないもの、土地の名義人が亡くなった後、登記されないままで相続人が多くなり、全ての人に連絡するのが困難になったものなどを指します。所有者不明土地は北海道とほぼ同じ広さ720万ヘクタールあります。大問題です

建物があればまた多くなりますまた有効活用の動きもありますが、売却やリフォーム利活用には時間がかかります。

また心情的にも相続してすぐに売却する事が出来ず、心の整理が付かない状態のままで手続きが疎かになっているケースも多くあるようですが、相続した事を知らなかったり、相続人が多くいる場合も手続きをあきらめているケースも見受けられます。

放置され続ける案件の方が多く問題を抱えます。