マンションリフォームの違い

1980年代のマンションの居室は「直床」「直天井」仕上げが一般的です。

直床・直天井仕上げは天井高を確保しつつコストを抑えられる一方で、騒音や振動が伝わりやすい、リフォーム時に制限が多いといったデメリットがあります

現在のマンションでは、居室の床や天井が二重になっている「二重床」や「二重天井」仕上げの物件も多くあります

二重床・二重天井とも、スラブとは別に下地と仕上材が必要になるため、直床や直天井に比べ、手間や費用がかかる点がデメリットです。一方、配管類が隠れるため、天井の出っ張りや引っ込みがなくなり天井が「すっきり」すること、リフォームを行う際にも配管の移動が容易になるなどのメリットがあります。

直床仕上げとは、床のコンクリート板(スラブ)の上にフローリングやカーペットなどを直張りする仕上げのこと

直天井仕上げとは、上の階の床にあたるコンクリート板(スラブ)の裏側に直接天井材などを張って仕上げたもののこと